日本では3月と言えば、「ひな祭り」などの行事がありますが、 アイルランドでは、3月17日に「セイントパトリックの日」といい、アイルランドの守護聖人である 聖パトリックを称える祭りが行われます。
現在では、宗教的な意味合いより、世界中でアイルランド人の文化的アイデンティティを祝う日となっています。アイルランドの首都ダブリンでは、盛大なパレードやイベントが数日に渡って行われます。参加者は緑色の衣装やシャムロック(三つ葉のクローバー)をつけたり、一緒に歌ったり、踊ったり、祝福を交わしたりして楽しみます。その昔、多くのアイルランド人が移住したアメリカやオーストラリアやカナダでも、祝われる日になっています。